エホバの証人(現役→自然消滅?)ですが、何か!?


by what-tower

聖書の中の“偽名文書”②

先回の記事に続きます。

気が向いたので「洞察」などの中にある、
牧会書簡の信憑性について考察してみます。


「洞察」(第2巻P282)の中には
このように書かれています。

 “テモテ第一および第二の手紙の信ぴょう性は
  十分に確立されています。”

十分に確立されているという、
その解説について検証してみましょう。


またまた長くなりますので、
分割記事に致します。

宜しければお付き合い下さいませ。



「洞察」にある牧会書簡の信憑性についてです。

①西暦2世紀のムラトーリ断片をはじめとする古代の顕著な目録は
 すべてこの2通の手紙を正典として挙げている。

   (洞察第2巻「テトスへのてがみ」「テモテへのてがみ」の項)

ムラトーリ断片とは、
内容証拠から西暦170年~210年の間に書かれたものと言われています。
会衆で「読まれるべき」また「受け入れられている」書を列挙し、
その解説や評価が書かれています。

ムラトーリ断片の中では、
「正典」という表現は一度も使われていません。

ムラトーリ断片には、
現在は「正典」から除外されている、
「ソロモンの知恵」は正典とすべきもの、
異論はあるとしながらも「ペテロの黙示録」、
「ヘルマスの牧者」などが含まれています。

それに対して、現在「正典」に含まれている、
「ヘブライ人への手紙」「ヤコブの手紙」
「ペテロ第一・第二」は出てきません。

※上記の書も偽名文書と言われています。
 特に「ペテロ第二」は確実に偽名文書であると、
 ほとんどの聖書学者の見解が一致しています。
 「第二」は27正典のうちで一番最後に書かれたと言われています。
 ムラトーリ断片の著者は、
 その文書の存在すら知らなかった可能性があります。  

※ムラトーリ断片は冒頭部分が欠落しているために、
 「マタイ」「マルコ」がリストから欠けていますが、
 これらの書は欠落部分に記載があったものと思われています。


以上、簡単ですがムラトーリ断片の解説です。

ムラトーリ断片の中に、
「テトスへの手紙」「テモテへの手紙」の名前が出ているから、
“信ぴょう性が十分に確立されている”と言えるのでしょうか。
またそのリストにない「ヘブライ」「ヤコブ」「ペテロ1・2」
の各書はどうなってしまうのでしょうか。


【ギリシャ語聖書27正典は誰が決めたのか】

これはいつか書こうと思って温めていたネタです。
(ただ書き忘れてただけです。。。)

2世紀以降にオリゲネスやエウセビオスなど、
「公認文書」と「偽書」の分類をした人たちがいました。

現行の27の書を「正典」と定めた最初の書簡は、
アタナシオス(西暦295~372)という人物が、
西暦367年に書いたものです。

その他の外典を「アポクリファ(隠されたもの)」と
名付けたのもアタナシオスです。

アタナシオスは、
27の書を「霊感による書」あるいは「まことの書」とします。

そして、その他の諸文書を「アポクリファ」と名付けて、
「異端の虚構」「汚れなき者を欺くもの」として排除しました。

では、出版物の中でも、
「アタナシオスは霊感により27正典を定めた目録を作り云々〜」
とかあってもいいじゃないですか。

それができない理由があるんです。


325年、二ケア公会議。

キリストは被造物だと主張するアリウス派などは、
異端として排斥される運命を辿ります。

対して勝利宣言をしたのは、
アタナシオスが率いる三位一体派でした。

そう。
アタナシオスです。

エホバの証人は「三位一体」と聞いただけで身震いし、
西暦325年の二ケア公会議を「サタンの集まり」くらい言いますよね。

でも、西暦367年にギリシャ語聖書の現行の27正典を定めたのは、
「三位一体」を広めた最重要人物アタナシオスその人だったとは、、、
本当に皮肉な話だと思いませんか?
笑っちゃいます。



話が本筋から少し逸れました。
ものみの塔が説明する牧会書簡の信憑性についてでした。

② 非常に重要なのは,これらの手紙が聖書の残りの部分と完全に調和し,そこから引用していること。この2通の手紙には,民数記(16:5; テモ二 2:19),申命記(19:15; 25:4; テモ一 5:18,19),イザヤ書(26:13; テモ二 2:19),イエス・キリストの言葉(マタ 10:10; ルカ 10:7; テモ一 5:18)からの引用,あるいはそれに間接的に言及した箇所が含まれている。(洞察第2巻P282)


もはや説明の必要もないと思います。

気力が出ないので簡単に。

まず先回の記事にも書きましたが、
牧会書簡は他の書と調和してませんし、食い違ってます。

それと「引用」してるから信ぴょう性があるって、、、。
逆ならばまだ分かるんですけど。


ナメてます。



ものみの塔協会側の、
牧会書簡偽名文書研究への反論は、
以上2点です。

それだけです。


※ウィキペディア(Wikipedia)の、
「テモテ第一・第二」の「信ぴょう性」の箇所は、
「洞察」の転載ですね。
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Commented by お~れりあ at 2009-06-28 23:07 x
な~るほど、
イエスの神性を支持したあのニケアの公会議のアタナシオスが
27の正典を定めたんですか。。。w

聖書の各書の信憑性については私は詳しくないのですが
パウロの言葉と言われてる部分には、各書、各聖句によって矛
盾を感じるところはありますよね。

きっとJWのままだったら私、
薄っぺらくて見方の狭い聖書の解釈してたんだろうな。

私、個人的には「ヨハネの福音書」が超大好きなんです。

でもそう主張すると、2ちゃんとかでは「ファンダメンタル」とか
言われそうですがね・・・。
(ヨハネの福音書も色々批判や突っ込みを入れられてるようですし、)

次の記事はどんなシリアスな内容の記事なのかな?



Commented by パリサイ人 at 2009-06-28 23:41 x
イエスの実在すら疑問視する人々にとって、アタナシオスやアリウス派の論議すら無意味な感じがしますね。
そもそもイエス・キリストは実在したという証拠はあるのですか?
ユダヤ教は確か旧約聖書のみを正典としていると思うのですが?
Commented by かりんとう at 2009-06-29 00:08 x
固い食物でした(笑)
でも、パウロさんへ一言。

「ごめん、あんたのこと一番嫌いな奴思ってたけど、誤解やったみたいやね。てか、あんたこの世に実在してたんか?」
Commented by テキトー at 2009-07-01 23:43 x
自分で確かめなければならないことがどんどん増えていきますぅ。。。

二点目の引用のくだりは酷いもんですね。「とりあえずなんか反論しておけば納得してくれんじゃね?」ぐらいにしか見えません。
と言いつつ以前の自分は普通にスルーしてましたから、そのとりあえずの反論にまんまと乗せられた口ですがw

wikiの肯定側の陳述ってそんな反論にもなっていないJWの資料ぐらいしか無かったんでしょうか。
逆に否定側の信憑性を上げてしまってるような・・・


ん?JW理論で行けばこのブログも沢山の引用と調和から見るに聖典入り!?
Commented at 2009-07-14 12:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-07-15 10:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ロンちゃん at 2009-07-23 17:42 x
久しぶりぶりブロッコリーです。(難波花月風)

聖書の信憑性・・・余り考えたことはなかったのですが、偽名文書が多いんですね!
ペテロ②などは、神の言葉(1:21)ではないってことになりますね・・・。
「ひとりも滅ぼされることなく・・」(3:9)にどれだけ多くのJWが涙したことか・・!

もう笑うしかないですね。次の記事、たこ焼き食べながら待ってます!
Commented at 2009-07-25 21:43 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by what-tower at 2009-07-25 23:32
お~れりあさま

2ちゃんとかでは、ファンダメンタルという言葉を、安易に振りかざしているような気がします。

ただし、世の中というのは「陰/陽」でできていますから、やはり極端はいけませんね。

ヨハネ福音書は、ボクも好きです。
冒頭の「言葉」「光」については、いろいろと考えたものです。
Commented by what-tower at 2009-07-25 23:34
パリサイ人さま

もう、実在したとかしないとか、そういうことすら無意味になってきますね。

しかし、多くの人々が信じるということによって、そこに大きなエネルギーが起きますから、たとえ何も実在していないとしても、もはや実在すると同じとも言えるかもしれません。

宗教に限らず、世の中そんなことばかりですね。w
Commented by what-tower at 2009-07-25 23:35
かりんとうさま

よく噛んで食べないとお腹壊しますよ♪w

ま、いてもいなくても、生活に支障なし!www
Commented by what-tower at 2009-07-25 23:36
テキトーさま

>と言いつつ以前の自分は普通にスルーしてましたから、そのとりあえずの反論にまんまと乗せられた口ですがw

これ、ほんとそうなんですよね。難しいし。
そういうことは、奴隷級にまかせておけば、、、みたいな。
その奴隷級が一番怪しいんですがwww
てか、完全に黒。

>ん?JW理論で行けばこのブログも沢山の引用と調和から見るに聖典入り!?

それって、すごくないですか!?
世の中に正典が溢れかえりますな。
Commented by what-tower at 2009-07-25 23:36
名無し☆さま
そうです〜♪応援しております。
お行儀の悪さの話、笑ってしまいました。でもそういう細かいことは実は重要ですね。「現象」の裏には必ず「原因」がありますから。
田川健三氏の書物でもなんでも、お読みになってみると宜しいと思います。広く深く、様々な思想に触れてみることをおススメ致します。
個人的には、小難しい神学を探求するよりも、自分の内にあるものに目を向けることをおススメします。左脳ばかり使ってると疲れますでしょ?
「キリストを自分の内に持つ」のがクリスチャンですが、エホバの証人のほとんどはバプテスマを受けていてもキリストを自分の内に持てません。キリストを自分の内に持てるのは14万4千人だけだからです。
「神を信じるものはみな神の子なのです」と聖書にはありますが、エホバの証人のほとんどはバプテスマを受けても「神の子」になれません。バプテスマを受けた時点で神の子になれるのは、14万4千人だけだからです。
聖書に、信じるものは「みな」と書いてあってもです。

そこらへんが、エホバの証人の独特の教義ですし、救い=業に偏重する原因と思います。

疑問がありましたらまた書き込んで下さいね(^∇^)
Commented by what-tower at 2009-07-25 23:41
ロンちゃんさま

ひ、ひさしブロッコリーw

まぁ、偽名文書の分類方法は、今ほどの分析はなされていない中で、内容の善し悪し(当時の神学に基づいて)によって判断されたでしょうからね。

個人的には、鰯の頭も信心からで、聖書が全部一言一句神の霊感を受けていると信じている人は、そう信じればいいんじゃないかな、って程度の感想しかないんですが。。。

たこ焼き?
今は大阪にでもいらっしゃるんでしょうか。www
Commented by 名無し。 at 2009-07-31 06:21 x
わつち君、こう、ヤケクソになるね。144000人しか、キリストを自分の内に持てないんだからね、つまり、証印を押された者しか、
では、大群衆とは、是認はあいまいで、144000人を支持し支える立場
にいるだけで、シュロの葉を振って崇めているんだね。
私生活を皆無にして、ポアされたり、ほんま、むちやくちやでござる。
もう、たこ焼き食ってロックバンドを追いかけて騒ぐしかない。
真の崇拝って、彼らのとり自己満足なんですね。
Commented by what-tower at 2009-08-01 03:34
名無し。さま

>もう、たこ焼き食ってロックバンドを追いかけて騒ぐしかない。

騒ぎましょう!

とりあえず、WIER09参戦予定です。
あ、ロックじゃなかった。
by what-tower | 2009-06-28 15:10 | JW教義その他 | Comments(16)