地球温暖化。
2007年 03月 02日
当然、JW内でも話題になる。
もちろん、ハルマゲドンと結びつけてだ。
奉仕会のプログラム内で、
「地球温暖化のニュースがありますが、
終わりは近いですので、
宣べ伝える業に励みたいと思います」
という注解をした開拓者姉妹がいた。
毅然とした態度で、確信と、喜びを込めて。
そんな風に、みな、終わりは近いと口を揃えて言う。
だが一つ気になるのは、
(わたしの周りのJWの中には)
その話をする際に、
嬉々として語る人が多い、
ということだ。
もちろんその人達に、
改めて、「悲しくはないのですか?」と質問すれば、
悲しいに決まってます!と答えるに違いない。
だがどうも、
温暖化=ハルマゲドン
を語る際に、
まず、悲しみを表す人がいない。
嬉々として「終わりは近い」と話している姿に、違和感を覚える。
これは、わたしの周りだけだと思いたい。
イエスは、終わりの日のしるしを述べた時、
しるしを見るとき、救出は近いのだから頭を上げなさい、と言った。
だが、同時にイエスは、エルサレムの神殿で、石が石の上に残されない将来の破滅を思い巡らしながら、悲しみを表したではないか。
そういった、憂い、悲しみの感情が欠落しているのは恐ろしいことだ。
地を破滅させている者を破滅させると、啓示の書(黙示録)には書かれている。
私たちも、奉仕や集会、大会に車で向かい、普通に世の中で生きている。
地を破滅させる、一端になっている。
協会の出版物では、自然保護のためにできることをするようにという指示は、(私の知る限りでは)出していない。
終わりが来るのだから、それはあまり重要ではないということだろう。
だが、基本的な「自然の情愛」が欠落した信者が多いのも事実だ。
過度に神経質になれとは言わないが、
今自分にできることを、できることから意識して行うのは間違いではないと思うのだが・・・。
合成界面活性剤の自然界に与える影響について、数人の兄弟姉妹が集まった場で話をしたことがある。
その時に、一人の開拓者の姉妹が面倒臭そうにこう言い放った。
「いいのよ、終わりがくるんだから!
そんなこと気にしてもしょうがないの!」
彼女はそう言いながら、
合成洗剤をどさどさと使っていた。
こんな人達が、
果たして生き残るのか。。。
そういった人達が、
どんなに「奉仕をがんばりました」と言っても、
エホバの側には、
生き残るにふさわしい心の整えられた人を、
選ぶ権利がある。
[追記]
環境ネタで思い出したことを。
科学物質過敏症のため集会に行けなくなった人の話を最近よく耳にする。
だが、その話を聞く際に、ハンディを負った人への理解のなさに、他人ながら腹の立つことが多々あった。
「精神的なものでしょ?」
「人に香水をつけてくるなとか指示して、何様なのかね」
「わがままなのよね、要求ばかり出して」
これは実際に聞いた、科学物質過敏症の姉妹への周りの反応だ。
マニュアル化したクリスチャン愛しか持ち合わせていない証拠である。
王国会館内での化学物質過敏症の話は、程度の差こそあれ最近多くの会衆で聞くようになった。
それにしても、RBCの反応の遅いこと。
世の中はとっくにホルムアルデヒド・環境対策に身を乗り出しているというのにね。
特にアレルギーのないわたしでも、新築の王国会館に行くと、目がシバシバします。
先回の地域大会の際、「王国宣教」指示の中に香水の使用に関するものがありました。
今更なにを・・・と思いましたが、注意を喚起できるのなら、不快な思いをなさっていた方には朗報だったでしょう。
わたしも香水は好きですが、集会・大会では控えています。
訪ねて下さってありがとうございます。
開設したばかりのところでコメントいただき驚きです。
1世さんなんですね。私は独身JWの2世です。
内部改革派ですか、イイ響き(笑)。
>悲しいかな、私もそんな愛しか示してないかなと、少し反省しています。
その謙虚・謙遜な気持ちが一番大切ですね(^^)。
自分も、偉そうに書いていますが、まだまだぜんぜんです。
気が向いた時に、どうぞまた来て下さいね。