エホバの証人(現役→自然消滅?)ですが、何か!?


by what-tower

長い長い話し合い。

「ものみの塔」に疑問を感じたJWにとって、
内的矛盾を抱え続けることは非常に苦しいことです。
またこの組織の中でその類の疑問は、
誰かに話すだけでも大きな危険を伴います。

だけど、
一番身近な家族にはどうしても理解してもらいたいと思うものですね。

きっとここを訪れて下さる現役・元の方共々、
多かれ少なかれ同じ悩みを持っていると思います。


数ヶ月前に、両親に、
自分が既に「ものみの塔協会」の教えを一部否定していることを話しました。

二人には教義面の様々な質問をされました。

自分自身がまだ研究の段階であることを前提で、発見したことや信じることを説明しました。

特に、大きな抵抗はありませんでしたが、
一点だけ、

「サタン・悪霊が実在することを信じるか」

ということに母親はこだわっていました。

これに関しては、聖書中に明確に記述があるし、信じている旨を話しました。

父親には、
聖書の真実を探求するのなら原語(ヘブライ語・ギリシャ語)の勉強をするのが一番よかろう、
手始めに教文館(銀座)にでも行ってみなさいと言われました。


数日前、少しの時間実家に寄りました。
今度は母親と二人で話す機会がありました。
また教義の話になりました。

面白かったのは、「世代」の解釈の話です。
塔95/11/1にて、「世代」(マタイ24:34)とは、ひとつの「時代」だという解釈になりました。

それまでは、
神の王国が「1914年の出来事を見た世代が過ぎ去る前に平和で新しい世をもたらす」(95/10/22号までの「目ざめよ!」発行理由欄より)といわれ、
人の人生は70~80年だから20世紀中には終わりが来るだろうというのが協会の解釈でした。

レイモンド・フランズの「良心の危機」の中では、統治体が必至にその「世代」の解釈を引き伸ばそうと苦心した様が述べられています。

そういった経緯を母に説明しました。


驚いたことに母親は、
研究生だった当事(80年代前半)、
協会の教える「世代」が70~80年だという解釈は間違っていて、
120年だろうと考えていたそうです。

その根拠を問うと、
「彼はやはり肉であるからだ。したがってその日数は百二十年となる」(創世記6:3)
だそうです。

堕天使達が人の子らと接し、
ネフィルムが暴力を振るったノアの時代。

1914年に天から放逐されたサタンと悪霊たちが、
もはや天のみ使い達を引き込むことをあきらめ、
全精力を人の子らに向け、
人の傾向がどんどん野蛮になる現代の「世代」も、
120年なのではないか、と考えたそうです。

同時期に研究生だったSさんにそのことを話したけれど、
彼女には、
協会の見解が正しいはずだからそんなことはありえない、
あと10年くらいで終わりが来るはずだと言われ、
それ以後はその話は誰にもしなかったそうな。

どうしてそんな面白い見解をもっと早く教えてくれなかったのかと聞いたところ、

「だってあんたはお父さんの研究生だったでしょ?」

と言われました。
ぃや、それ以前に親子でしょうが。。。

母親は、他にも教義面の疑問は昔から抱いていたそうです。
また、エホバの証人になる前に、いわゆる反対者の情報にも目を通したとのこと。(ただそれは教義面のものではなかったようですが。)
善し悪しを判断するには両方の意見が必要ということでした。

じゃぁ何故エホバの証人になろうと思ったのか。

それには、やはり宣べ伝える業の面が大きいとのことでした。

聖書を知る前は、母は、ボランティアに打ち込んでいました。
有機栽培の野菜を作る農家をまわってネットワークを作ったり、合成洗剤の危険を訴える消費者運動や、「自動販売機が全国からなくなれば、原子力発電所は必要ない」という活動や講演会で話をしたりもしていました。
今でこそそういう活動をする人は多くいますが、当時はただの奇人でした。

でも、その活動の中で、人間の力の限界を感じたそうです。

自分から宗教に答えを求めて出かけて行けば、ほかの信仰を持ったかもしれない。

でも、自分のような主婦が、自宅にいながらにしてキリストの王国のことを知ることができたことは、「王国のこの良いたよりは、・・・人の住む全地で宣べ伝えられる」という言葉のまさにそれなのではないか、そう感じたそうです。

疑問を感じながらも、エホバの証人になろうと思ったのはそういう事だそうです。

ひとしきりお互いの信念を語り終えてから、
最後に、母はボクの今後の話をしました。

エホバの証人の中にも、いろんな人がいる。

キリスト教会の人が、異端(エホバの証人)から一人でも救出することを使命として、組織の中に潜入し、巡回監督や様々な特権を持ってその「時」を、機会を伺っている人だっているだろう。
(母は、「霊的だ」「素晴らしい」と言われる人ほど、ある意味で裏の意図がある場合があるからまず疑うそうだ。)

人は真実を知った時に、または真実だと確信したものを持った時、それに従って行動できる生き物だし、間違っている人を助けたいと思うものである。
だからWhat-Towerも、その良心に従って生きて、また行動していきなさい。

あんたは私の子だから、真実と思うものを掴んだら行動せずにはおれないだろう。
ただ、真実を知れば全ての人が必ず喜ぶかというと、そうではないことも覚えておくように。
どんなに危険を冒しても真実を貫く勇気と、用心深さを持ちなさい。


と、励ましていただきました。
もはや、現役JWの会話とは思えません。(笑)

こうして、
ボクのいわゆる「背教者」としての人生は晴れて親公認となりました。
パチパチパチパチ!

ちょうど仕事を終えた父親から母に電話があり、

「今ね、What-Towerが帰ってきて、

背教者同士の語らいをしていたところ☆」

って、笑って言ってました。


今後、母とは別々の方法論・道を見出していくような気がします。

それぞれお互いに自分の信じた真実を貫き、先々まで尊敬しあえるクリスチャンでいたいなぁ。。。


え?父親はどうするのかって?
心配は無用ですよ。
彼は、母の信仰におんぶに抱っこですから。(笑)
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Commented by だいくん at 2007-05-05 07:05 x
統地体も所詮人間なので、今後の展開など分からんのでしょう・・・ソ連が崩壊し冷戦が終結したとき、イラクの湾岸戦争が勃発した時、恐らくすぐにでも終わりが来ると思っていたのかもしれないが、未だに大艱難すら来ていない。しかし、ものみの塔では一世代の見解を出している手前、何とかしなければならない・・・僕もあの「世代」の見解の変更には、当時まだ若かったが、随分苦し紛れな言いがかりだと思いましたよ。まあ、終わりの日など神のみぞ知る所なので、人間がどうこう言うものじゃないと言うのは現役の頃からの持論だったので、世代に関する変更についてあまり特別な思い入れは無いのですが・・・

これは、友人の長老から聞いた話ですが、世界本部の上層部の中にも本気で聖書を信じている人間もいれば、ある意味組織の歯車の一つとして仕方なくやっている人間もいるそうです。(本部で働く人間の内部談)まあ、こういう組織ですから、一概に今後何年かしてどんな様相になるのかは見物ですね(笑)ワットタワー様もご自分の信念のもとに今後活動なさってくださいね。影ながら動向、見守らせていただきます・・・
Commented by marielle at 2007-05-05 07:39 x
お母様、やっぱり頭のいい方ですね。
昨日、集会に行ってきました。会衆の必要はやはり排斥者に関する話で、話の最後には背教に関する話が出てきました。

やはり、私のことを意識しての話だな、と思わず苦笑してしまいました。
JWの教えのある部分は聖書的なのでそういう部分は好きなのですが
、やはり1914年に関する教理を集会で聞くのは辛い・・・。

排斥された今は霊的に自由な立場なので、JW以外の聖書の見解も調べて、今後のことを考えたいと思います。
Commented by marielle at 2007-05-05 08:06 x
追伸、

[真実を知れば全ての人が必ず喜ぶかというと、そうではないことも覚えておくように]

これはまさに私が最後にJWの仲間との接触で感じたことです。むしろ、人は自分の信じたいことを信じるものです。「思い込み」に近いものかもしれません。
たとえそれが間違った教理であったとしても。
Commented by サイダー at 2007-05-05 09:41 x
私の相方も、私のスタンスを黙認してくれてるっぽいです。
例えば、大会と子供の運動会が重なれば私は運動会を優先する。
と宣言していますが、反対はされていません。
それで、もし相方が特権を降ろされるとしても、相方は気にしてないらしいです。
教義面ではあまり話ができませんが、相方以外にはそういう(背教ととられかねない)考えを他人に話さないようにと釘を刺されています。
というか、言える訳がありませんが。
Commented by masa at 2007-05-05 12:59 x
両親と、お互いの信念について話ができる・・・
こんな素敵な人達がいてくれることが、とてもうれしいです

>あんたは私の子だから、真実と思うものを掴んだら行動せずにはおれないだろう

> どんなに危険を冒しても、真実を貫く勇気と用心深さを持ちなさい

聖書のどんな言葉よりも、僕の心をゆさぶります
ありがとう
Commented by X at 2007-05-05 16:37 x
話し合いをもたれたようですね。しかし、あなたの母親も相当な観察力や洞察力があるんですね。
純粋な疑問を持つことすら許されない風潮の中で偉いなと思いました
あまりにも均一な考え方はどうも苦手です。神の教えに寸分の狂いはないと思います。しかし、解釈してそれを教える側がしっかりとした確証がないと難しいなと思います。とくに、ヨハネ級がその公式見解を発表するわけですからね。それを疑いなくすんなり受け入れて疑問を持たない。いや考えない。考えることが「悪」なんでしょうね。
物の見方が真っすぐな人ほど、組織に従順なのかなと思うこの頃です。駄文すんません。
Commented by ベロ at 2007-05-06 00:12 x
はじめまして。
わたしは自然消滅した身ですが両親はJWです。母親とは何度かこれまで話し合いをしてきましたが、いつもわたしの言うことは組織の教えを鵜呑みにするのではなく取捨選択してほしいということです。
what-towerさんもそうですがお母様も、それが出来ているとても聡明な方だと思いました。わたしは現役の頃そのような見方を持てませんでした。
とても共感を覚えたので思わずコメントさせてもらいました(・∀・)♪+.゚
Commented by yonbanme at 2007-05-06 01:31 x
 すごくいい話ですね。
 何よりも、親子としての強い絆があるからこその話し合いですよね。あまりにもまっすぐなお二人に感動しつつ、やはり「真実を喜ぶ人ばかりではない」という真実に引っかかります…。
 にしてもお父さんも面白いなあ(笑)
Commented by what-tower at 2007-05-06 02:32
>だいくんさま

>まあ、こういう組織ですから、一概に今後何年かしてどんな様相になるのかは見物ですね(笑)ワットタワー様もご自分の信念のもとに今後活動なさってくださいね。影ながら動向、見守らせていただきます・・・

ありがとうございます。
どうなることやらねw
本当にこの組織はどうなるでしょうかね。10年後、どんどん2世の世代になり、統治体も若くなり・・・吉と出るか凶とでるか。
どこまで見届けようかなぁ。
Commented by what-tower at 2007-05-06 02:35
>marielleさま

何が真実かなんて、本当にはわからないのにね。

間違いを指摘されると、ムキになるあの組織人の態度。

本当の神の言葉ではなく、伝統を重んじるようになるのですね。
組織が大きくなると。
Commented by what-tower at 2007-05-06 02:37
>サイダーさま

そうですか。一応、黙認してはくださっているということで、少しほっとしました。
だって、ぜんぜん受け付けてくれなかったら、本当に苦しいですしね。

ためらいもありましたが、話してよかったです。
Commented by what-tower at 2007-05-06 02:40
>masaさま

素敵といっていただけるなんて、もったいないお言葉です。

充実した話し合いができたので、お互いの本心を忌憚なく語り合える喜びを感じることができました。
本当は、もっと多くの人とそういった話し合いができることが一番なのですが、、、それができないこの世界はなんなんでしょうね。
Commented by what-tower at 2007-05-06 02:44
>Xさま

駄文などではないですよ。ありがとうございます。

そう、話し合えました。ひとつ胸につかえていたものが取れました。

ヨハネ級ねぇw
自分たちは霊感を受けていないと言いながら、正典を記したヨハネと同列におく態度。。。なんだか不思議すぎます。

素直な人は、この世界で生きていきやすいですよね。
Commented by what-tower at 2007-05-06 02:48
>ベロさま

共感いただけてうれしいです。
また、もったいないお言葉感謝です。

そうですね。取拾選択。
もちろん、良いものもありますけど、全て鵜呑みにするのはコマリモノですね。

ベロさまは、ブログをやっていらっしゃるベロさまですか?
読ませていただいております。
すみません、ロムだけで。こんど書き込みますね。
Commented by what-tower at 2007-05-06 02:51
>yonbanmeさま

どうも、まっすぐなのかまがってねじけているのかw

父のスタンスは面白いですよw

「お父さんは、お母さんの信者だからね」

と自分でいっていました。

こんなんで、某会衆の主催監督です。
ある意味なにも考えてないから長年務まるのかもしれません。
Commented by うみ at 2007-05-06 04:11 x
すごく、すごくいいお話でした。
こんなに心が温まったのは久しぶりです。

私も自然消滅後、母と今はよい関係をたもっていますが、そこまで突っ込んだ話は怖くてできません。切り出すのは勇気がいったでしょうねぇ・・・。

私も、お母様のファンにしてください☆
Commented by 現シスターM at 2007-05-06 08:24 x
読ませていただきました。ありがとうございます。
きちんと自己を確立し自立した意見を持つ者同士が、意見を話し合い認め合うなら、より聖書を愛する人が増えるでしょうに‥実際はそのようなことはできない世界ですもんね。
お母様とWhat-towerさんの話し合いに感動しました。素敵です。
Commented at 2007-05-06 15:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sugar at 2007-05-06 15:36 x
鵜呑みは危険!
おかぁさま最高だわ。本当に素敵な姉妹だわ。
Commented at 2007-05-06 15:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2007-05-06 20:03 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ら~ at 2007-05-06 21:29 x
基本的には自分と神との関係だけですからねぇ。
Commented by what-tower at 2007-05-09 01:24
>うみさま
そんなに言っていただけて、、、そこまで反響あるものと思っていませんでしたので、嬉しいです。

そうなんです。勇気いりますよね。今は、ホッとしています。
自然消滅という道も、選択後にもいろいろと険しいものと思いますが、これからもがんばってくださいね。
Commented by what-tower at 2007-05-09 01:25
>sugarさま

そうそう。
でも、鵜呑みにするというのが、この組織の中にいる人の基本スタンスですかねぇ。。。
Commented by what-tower at 2007-05-09 01:25
>ら~さま

そうそう。でもそれを実践するのって、なかなか大変ですね。
by what-tower | 2007-05-05 06:28 | コラムなど | Comments(25)