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エホバの証人(現役→自然消滅?)ですが、何か!?


by what-tower

「子作り狩り」の時代。

エホバの証人の中では20世紀末に、
「今世紀中に終わりが来る」という考えから、
「今この時期に子供を作るなんて信じらんない!」
という風潮がありました。

根拠としてよく挙げられた聖句は、
イエスが終わりの日について語った聖句です。


その日,妊娠している女と赤子に乳を飲ませている者にとっては災いになります!(マタイ24:19)


エホバの証人は“聖書に忠実に従う”と言いますが、
本当の意味でそうであるなら、
以下の聖句もよく考慮したはずです。


見よ,子らはエホバからの相続物であり,腹の実は報いである。(詩篇127:3)

さらに,神は彼らを祝福し,神は彼らに言われた,「子を生んで多くなり,地に満ちて,それを従わせよ。そして,海の魚と天の飛ぶ生き物と地の上を動くあらゆる生き物を服従させよ」。 (創世記1:28)


エホバの証人の輸血拒否の根拠として、
創世記9:4が引き合いに出されます。

この命令は全人類に与えられたものだから、
モーセの律法のように廃されるものではない、というわけです。

ではその解釈を前提に、
この聖句の前後の文脈を含めて読んでみましょう。


次いで神はノアとその息子たちを祝福してこう言われた。「子を生んで多くなり,地に満ちよ。 2 そして,あなた方に対する恐れ,またあなた方に対するおののきは,地のあらゆる生き物と天のあらゆる飛ぶ生き物,地面を動くあらゆるもの,また海のすべての魚に引き続きとどまるであろう。それらは今あなた方の手に与えられる。 3 生きている動く生き物はすべてあなた方のための食物としてよい。緑の草木の場合のように,わたしはそれを皆あなた方に確かに与える。 4 ただし,その魂つまりその血を伴う肉を食べてはならない。 5 さらにわたしは,あなた方の魂の血の返済を求める。すべての生き物の手からわたしはその返済を求める。人の手から,その兄弟である各人の手から,わたしは人の魂の返済を求める。 6 だれでも人の血を流す者は,人によって自分の血を流される。神は自分の像に人を造ったからである。 7 そしてあなた方は,子を生んで多くなり,地に群がってそこに多くなれ」。 (創世記9:1~7)


この命令がノア以降の全人類に有効であるというのなら、
子供を作ることに関して否定的な考えは非常に危険だったのではないでしょうか。

血を避けるようにというくだりのみが現代でも有効だったのですか。

なにを細かいことにこだわってるんだと思われるかもしれませんが、
組織が細かいところに偏執的にこだわって教義を作るものですから、
こちらも細かいところをつつくしかありませんので悪しからず。


また先ほど取り上げたマタイ24:19でイエスは、

“終わりの日に子供を作るな!”
と命令していたのでしょうか。

そうではありませんね。

“赤ちゃんがいる人は大変ですよ、覚悟してください。”
と読み取れませんか?

そうすると、
20世紀末のエホバの証人内での子作りへの過度の抑制は、
あまりにも聖書的でないことが明白です。

普段から聖書を、
出版物を裏付ける辞書のように使っているからこういうことが起きるのではないでしょうか。

単語や一つの文節だけで聖書を語るのは非常に危険です。
真の意味で“聖書に忠実に従う”謙虚さがあるなら、聖書全体に書かれていることを考慮し、平衡のとれた見方ができたでしょう。

20世紀末には、
巡回監督も会衆の長老も、
また会衆の成員も、
子供の出来た人や子供を作ろうとする人に対してかなり厳しい見方をし、言葉での攻撃を加えていました。

大変な思いをしながらも子供を育てた人は、
今、本当に良かったと思っているでしょう。

またそういう人たちが、
周りの批判・陰口・中傷にめげず、
「自然の情愛」を優先させたその愛は素晴らしい。

しかし、
子作りをあきらめた人たちはどうでしょう。
子作り可能な時期を逸してしまった人も数多く知っています。
年齢を重ねた今になって、すごく寂しい思いをしている人もいます。
悔やんでも悔やみきれないと思います。

組織は「子作り狩り」の謝罪をしてくれますか?
子作りをしないように圧力をかけた巡回監督・長老・会衆の成員は、
一言でも悪かったと言ってくれましたか。

前者の方たちのように反対を押しのけて作れば良かったのでは?
今世紀中に終わりが来ると言った組織の解釈(塔1995年11月1号にて教義変更)を鵜呑みにしなければ良かったのでは?

そういう意見もあるでしょう。
ですがそれはセクハラ・パワハラの被害にあった人に、
あんたにも原因がある!
と言うようなものではないでしょうか。


子作りに関して非常に厳しかった長老、M兄弟がいます。
子供を作ることにした姉妹達を非難することで有名でした。
未信者のご主人を持つ姉妹達で、彼にその件で泣かされた人がたくさんいます。

その後M兄弟は結婚しました。
子供ができました。

しかも5人も。

M兄弟夫婦の話をよく聞いてみると、
最初から5人子供を作るという家族計画だったわけではなく、
本当は3人の予定だったけれど、
うち2人は“事故だった”そうです。

あんなに「子作り狩り」をしていた張本人が、
実は、

快感優先のために避妊もできない
ただのケダモノ


だったわけです。
自分が姉妹達の立場だったら許せないだろうなぁ。

傷つけられた姉妹達は、
子供達には罪はないということで、
本当に愛情深く面倒を見てあげています。

それでもM兄弟の口から、
謝罪の言葉や、
少しでも悪かったと思っているような話は、
まだ一度もありません。

ここを読んでくださっている皆様には特に、
そういう被害者になることがないように強く強く願います。


人間としての自然な幸せを否定することは良いことですか?
「王国を第一にする」とおっしゃいますか。
聞こえは良いですね。
それではご自身でそうなさって下さい。
そうすれば神の恩寵の中で安らぎを得られるでしょう。
「一切に勝る神の平和」が約束されています。
誰かと比べてではなくただ神の前で喜べるはずです。

ですがエホバの証人的に言う「王国を第一にしている」人が特に、
自分より出来ていないと思う人を蔑んだり批判したり、
パリサイ的に人を裁いたりする傾向を持つのは何故ですか?

それは根本的な考えに欠陥があるからに他なりません。

ものみの塔協会の聖書解釈には、
「エホバのみ名の立証より、個人の救いを重視するのは危険である」(公開講演用筋書き№3「エホバの一致している組織と共に奉仕する」を参照)
というものがあります。
これを全否定はしません。

ですが、
あまりにもこの言葉の字句通りに生きている人間が多いのです。
しかもその物差しを他の人を測る基準とします。

もしそうでなければ、
「子作り狩り」などが、
どうして起きるのか説明ができませんから。

私もある時期には、
「神風特攻隊」のような意識で、
奉仕・研究・割り当てに打ち込んだ時期もありました。

今思うとずいぶんと歪んでいたなぁと内省します。


母親と自分の信念について話し合ったことを以前記事にしました。
その後また電話で話をした時に、母親に言われた言葉です。


「人は幸せにならなければいけない。
 神がそのように作ってくださったのだから。
 What-Towerも幸せになりなさい。
 幸せにならなきゃいけない。
 そうやって先の人生を決めていきなさい。」


(これは暗にこの組織に留まるか離れるかということを念頭に置いての言葉でしたが。)

息子としては、
こう言ってくれた事で、
幾分か気持ちは楽になりました。
有り難いと思っています。


エホバの証人の中には、
幸せになることと、利己的な利益追求・欲望を、
ごちゃまぜに考える人が多くいます。

そういう人間は、
山上の垂訓の黄金律を誇らしげに語りながら、
本質は全く理解していないのです。

このブログの読者の皆さんは、
組織やパリサイ的な人々の画一的な思考に負けずに、
どうぞ幸せを追求なさってくださいね。


さてだいぶ話が横道に逸れましたが、
この記事のテーマは「子作り」です。

今はずいぶんと規制は和らいで、
20~30代の夫婦で子供を儲ける方が私の周りに多くいます。

よく、
「クリスチャン3世になるとバランスが取れて良い子供になる」

というもっともらしい話を耳にしますが、
最近懸念を感じた出来事の幾つかを次の記事で考慮してみましょう。
(塔第一研究記事の最後みたいな歯切れの悪い結末ですみません。)
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Commented by marielle at 2007-05-19 07:54 x
子供を作ることにしろ、結婚することにしろ、JWは普通の人間の自然な幸福、欲求を否定する物の見方に慣れてしまった人達が多いですよね。

だから顔の表情が暗くて、いつも疲れた感じの人達が多いんだと思います。
結局は協会が、組織を拡大させるために、野外奉仕に信者を専念させようとして、結婚したりする人達や、子供を作る人達は霊的でない、という物の見方を初期の頃から作ってしまったからでしょうね。

自分の人生を全て組織に捧げる組織の特攻隊のようなJWをまさに協会は求めていたのでしょう。 

Commented by marielle at 2007-05-19 12:24 x
それにしても、結婚もしてない私は、子供も作れないのですが・・・。
(爆)!
Commented by だいくん at 2007-05-19 14:51 x
そういえば、そういう風潮がありましたね・・・でも、組織の中に限らず一般社会でも子供を持たない夫婦は増えてきているので、組織にとっては追い風では・・・まあ、エホ証で夫婦共に開拓などをやってれば子供なんて持てないのが現実でしょうね。もったいない限りです。

さて、「3世の子はバランスが取れる」という意見について・・・先日もコメさせてもらいましたが、2世である親たちも昔受けた教育を、3世の子供に施すため、結局のところ同じではないかと思っています・・・多分アメリカの4世や5世の例を率い合いに出してそのような意見を言われる方もいらっしゃいますが、根本的にアメリカと日本とでは宗教土壌も国民気質も違うと言う事を念頭に入れないといけないでしょう。
Commented by きらり at 2007-05-20 01:03 x
はじめまして。いつも愛読させていただいてます。
「子作り狩り」わたしもその真っ只中で出産しました。
いまでも忘れられません・・・母親から「流産でもしたらいいのに」と言われ、会衆の人には「どうしてこんな時期に作ったの?」と言われ・・・
いまでは、16歳と13歳になり元気に育ってます。
Commented by sugar at 2007-05-20 01:42 x
M氏・・・・悔い改めるとなると、死ぬより辛いな・・・きっと。
悔い改めないなら、猛烈に後悔しながら言い開きをする事になるな。。。
Commented by what-tower at 2007-05-23 03:32
>marielleさま
>だから顔の表情が暗くて、いつも疲れた感じの人達が多いんだと思います。
ははは。みんな作り笑顔は持ってますけどねw

しかし、わざわざ二度書き込んで自虐らなくてもいいですよぉ。突っ込みにくいから。
Commented by what-tower at 2007-05-23 03:34
>だいくんさま
たしかに、今は子供がいなくてもあまり世間も言わないですからね。
3世以降の話、ありがとうございます。
ボクも基本的に同じ考えです。
もちろん、個人・家族差はありますけどね。
Commented by what-tower at 2007-05-23 03:37
>きらりさま
はじめまして、愛読、ですか勿体無いお言葉です。

本当に、よくがんばりましたね。
最中にはお辛かったことと思います。
今はお子様たちが無事に大きくなっているようで良かったです。
無責任に発言する周りのJWには辟易しますね。
Commented by what-tower at 2007-05-23 03:38
>sugarさま

悔い改めねぇ。

もうすっかり忘れてんだと思うよ。

自分のしたことなんてさ。
Commented by sugar at 2007-05-23 08:06 x
>悔い改めねぇ。

もうすっかり忘れてんだと思うよ。

自分のしたことなんてさ。


うわ~!怖い~~!
言い開き前に悔い改めないとやばいね~!
Commented by what-tower at 2007-05-26 04:28
>sugarさま

思い出させるにはどうしたらいいかな。

40日断食すれば鮮明に思い出すかも。
走馬灯みたいに。
by what-tower | 2007-05-19 04:25 | コラムなど | Comments(11)