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エホバの証人(現役→自然消滅?)ですが、何か!?


by what-tower

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「われわれはどこから来てどこへ行くのか①」の続きです。

何か特定の思想を押し付けたいというわけではないのですが、
ボクが体験したことはひとつのケースになる部分もあるかもしれないと思い、
そのまま書きたいと思います。


――――――――――――――――――――――――――――――――――


セラピストは、

“では、
 何が出るかはお楽しみ、
 ということでいかがですか?”


そう言ってにっこり笑った。

“「ジャッジする自分」は、
 とりあえず後にして下さいね。
 「ジャッジ」は帰りの電車の中でどうぞ。”


つまりセラピーの間は、
なんでこんなふうに映像がフラッシュするんだろう?
これは自分の脳の作り出した幻覚なのでは?
などと「ジャッジ」することはせずに、
ただ感じるに任せるように、
とのことだった。


ボクはソファーに身を預け、
再び自分の奥の奥へと入っていった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――


“何が見えますか?”

「岩場です。
 赤い、赤っぽい土地です。」


“もっと周りを見回してみて下さい。
 どんな風景ですか?”


「木は生えていますが、
 枯れていたり、あまり本数は多くないです。
 荒野といった感じです。」


“そこに立っている自分の、
 まずは足下を見て下さい。
 何か履いていますか?”


「サンダルを履いています。」

“では少し上に上がって、何を着ていますか?
 自分の体を触ってみて下さい。
 どんな様子ですか。”


「甲冑や武具をつけています。」

“腰に武器があるんですか?”

「それもですが、鎧というか、武装しています。」

“自分はどんな顔ですか?”

「待って下さいね。
 今、甲冑を脱ぎます。

 浅黒い日に焼けた感じです。
 髪はやや長め、髭をたくわえています。」


“体格はどうですか?”

「体格はいいです。がっしりしています。」

“男性ですね?”

「そうです、男です。」

“年齢はどれくらいですか?”

「40代です。」

“どのあたり(地域)の人のようですか?”

「ドイツ、今のドイツのあたりですね。」

“何年頃ですか?”

(頭の中に数字が浮かんだが、不思議になる。
 ジャッジしたくなる。)

「・・・」

“分かりませんか?”

「あの、浮かんだ数字があるんですが、、、
 それでいいんでしょうか?」


“はい。それをそのまま言ってみて下さい。”


「1200、、、
 西暦1200年頃です。」


“わかりました。
 西暦1200年頃のドイツですね。
 では、あなたはそこで何をしていますか。”


「景色を眺めています。
 夕日です。」


“どんなことを考えていますか?
 感覚的なことでいいです、言ってみて下さい。”


「むなしさを、感じます。」

“どうしてむなしいのですか?”

「戦いに、むなしさを感じています。
 もちろん、家族や故郷の為に戦っているのですが。。。
 むなしいです。」



“では、そこから先に時間を進めましょう。
 次に何か重要な出来事のあるところに行ってみましょう。

 何が見えますか?”



「馬に乗っています。」


“どこかへ出かけるのですか?”

「はい。戦いに出ています。
 異教徒と戦わなければなりません。」


“戦況はどうですか?”

「五分五分です。膠着状態が続いています。」


“どんな気分ですか?”

「気分は高揚しています。
 戦いに出ている間は、いつも高揚しています。」


“それで、その戦いはどうなりますか?”

「膠着状態にしびれを切らした自分は、
 馬で、先陣を切って突撃していきます。
 部下たちが後からついてきます。」


“勝ちましたか?負けてしまいましたか?”

「勝ちました。」

“戦いの後どうしていますか?”

「街へ帰っていきます。」

“どんな気分ですか?”

「みんなが、褒め讃えてくれます。
 ・・・
 褒め讃えてくれているけれど、
 あまり喜ばしくありません。
 冷めた感じです。」


“どうしてですか?”

「やはり、
 戦いそのものにむなしさを感じているからです。

 自分が敵に切り込んで行った時に、
 倒れた相手の兵士の表情が頭に浮かびます。」


“その後どうしますか?”

「宴があります。
 そして、家に帰ります。」


“家はどんな様子ですか?
 家族はいますか?”


「子供と妻がいます。」

“子供は何人いますか?”

「一人です。
 子供は既に寝ています。

 ベッド脇には明かりが灯っています。
 妻はまだ起きているようですが、
 横になって向こうを向いたままです。」


“奥さんとは会話はしますか?”

「何も話しません。
 妻は、心配の裏返しで、
 何もしゃべらないことを、
 私は分かっています。

 戦いから帰った後はいつもそうなので、
 もう慣れっこです。

 自分としては、
 戦いに行くのは家族を守る為でもあるのだし、
 何も自ら好んで戦いに出て行くわけではない。

 それに自分にも葛藤があるのだということを、
 それも理解してほしい、そう思っています。」


“その後どうしますか?”

「ベッドに入ってそのまま寝ます。」


“では翌朝に時間を進めましょう。
 あなたは目覚めてから何をしますか?”


「バルコニーに出ます。」

“バルコニーで何をしますか?”

「景色を眺め、
 太陽の光を浴びます。
 天気は良いです。」


“何を考えていますか?”

「昨日も戦いの間、
 太陽は同じように輝いていた。
 でも、すごくどんよりしているように感じた。

 今日も、太陽は輝いているが、
 昨日と違ってすごくキラキラして見える。

 同じ太陽なのに。

 そう考えながら、
 昨日とのギャップを噛み締めています。」


“その後、どうしますか?”

「食堂に入り、食事をします。」

“どんな雰囲気ですか。”

「子供は食事をしながら、一人元気にしゃべりまくっています。
 妻は、押し黙ったまま、もくもくと食べています。」


“あなたは何を考えていますか?”

「昨夜と同じことです。
 自分も葛藤しているのだ、と。
 どうして妻は理解してくれないんだ。

 しかも妻には、
 食堂の中で一番良い席に座らせているんですよ。
 普通はその席は、一家の主が座る席です。
 つまり自分が。」


セラピストはクスッと笑った。(ように感じた)

“なぜ、その席を奥さんに?”

「妻を良い席に座らせることで、
 自分はお前を大事にしている、愛している、
 気遣っていることの証にしようと思ったんです。」


“その後、どうしますか?”

「自分は一番先に食べ終わり、
 馬に乗って出かけます。」


“どこに出かけますか?”

「街を見てまわります。
 自分が守っている街です。

 その後、またあの岩場に行きます。」


“岩場で何をしますか?”

「また景色(夕日)を眺めながら、
 生きること・戦うことについて考えます。」



“では、その後のその人生にとって重要な場面に進みましょう。
 何の場面が見えてきましたか?”


「また戦いの場面です。
 馬で、敵陣に切り込んで行きます。」


“どうなりますか?”

「負傷しました。
 長槍で刺されました。
 ちょっとした隙を突かれたんです。」


“どのあたりですか?”

「ここです。」
(左鎖骨より少し上あたりを差す)

※自分でも驚くほど心拍数が上がり、
 今まさに、槍がそこに刺さっているような感覚。

“その後、どうなりますか?”

「死にはしません。
 落馬しますが、すぐに数人の部下が自分を取り囲みます。
 そして、槍で差してきた敵を倒しました。」


“戦いはどうなりましたか?”

「その日は決着らしい決着はついていません。」

“あなたはどうなったのですか?”

「そのまま部下に運ばれ、前線を退きます。
 元々、部下たちからは、もう前線に出ないでくれと頼まれていたのですが、
 自分としては、指揮官として前に立つのが美学だと思っていたのです。」


“どんなことを感じていますか?”

「負傷した時に、そのまま死んでもいいと思っていました。
 迷いがある者は、戦士として、また指揮官として失格だろうし、
 迷いがあるからこそ、隙ができたのだろうと。
 だから、ここで死ぬのも仕方ないかなと。」


“その後も戦い続けたのですか?”

「もう前線には出なくなりました。
 後方から指示を出すだけです。
 ほとんど隠居のようになっていきます。」


“どこに居ますか?”

「普段は、家に居ます。」

“家はどんな様子ですか?”

「一人です。」
(召使いはいる。)

“ご家族はどうしましたか?”

「出て行きました。」

“どんな思いですか。”

「妻が出て行く最後の時も、止めませんでした。
 ただ冷静に、おまえがそれを望むなら出て行けばいいと。
 妻と子を見送りました。
 ちなみに、妻は自分よりかなり年下で若いです。」


“奥さんを探したり、
 会って話したりはしないのですか?”


「しません。
 だいたいどこにいるかは知っています。」


(セラピストには言わなかったが、
 自分は、妻に愛する人がいることを知っている。
 その男性の所に行ったであろうことも。
 自分の権力を持って不貞罪で妻を裁くことも可能だが、
 そうはしなかった。)

「でももう会うことはしません。」


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フラッシュのように浮かぶ映像と、
場面場面で心の奥に感じる感情。

どれもがあまりに鮮烈で生々しい体験だった。


このセラピーの後にネットで調べたところ、
確かに1200年頃にドイツ近辺の騎士団が、
いわゆる「異教徒」と戦っている歴史がある。


しかし何よりも驚いたのは、
セラピーの中で登場した、
去って行った「妻」のことだった。

彼女とは今生も巡り合い、
そして別れている。

説明が難しいのだが、
セラピーの間に「妻」の目を覗いた時、
姿は違っても、それが誰か分かった。


JW解約当初、
個人的には「前世」「輪廻」などというものは、
扱うにもバカバカしいことだと思っていた。

ネットで出会ってやり取りした方にも、
実際そのように話をしたことがある。


しかし、
せっかくJWを抜けたのだから、
先入観抜きで様々な本を読み、
なんでも体験してみようと思っていた。

だがそうやって出会う出来事はどれも、
ボクの価値観を正面から崩しにかかってくる。


セラピーの残りの部分は、
「われわれはどこから来てどこへ行くのか③」
に続きます。


※ヒプノセラピーの見え方には個人差があります。
※中には神秘的な体験を売りにして不当に高額なお金を要求する
 “自称”セラピストもいますので、お受けになる場合はご注意下さい。
※きちんとした精神科医や経験豊富なセラピストから受けるヒプノセラピーは、
 心理療法の観点からも高い効果を発揮すると言われています。

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by what-tower | 2009-08-02 23:39 | われわれはどこから来たのか。 | Comments(24)