ご無沙汰しております。
2015年も、ゆるりと、よろしくお願い申し上げます。
友人らのJW脱会説得をした時の資料をまとめるつもりでいるのですが、なかなか重い腰が上がらず、"やるやる詐欺"みたいになっていてすみません。
誰か、火をつけて下さい(笑)。
そんな日々ですが、とても嬉しい出来事がありました。
異動前の職場に、派遣社員として来てくれていたJWがいました。
その人はとても頭が回るし、真面目な人でしたから、将来のことが気になっていました。
うちの職場にいる間に、できるだけのスキルを身につけて欲しいと思っていましたので、基本的にNGだった私物の本の持ち込みを、理由をつけて特別に許可し、空いた時間に勉強できるようにしたりしました。
また、時々お茶に誘って、それとなく将来設計の話をしました。
その話の中では、エホバの証人の教えについても触れて、やんわりと、輸血拒否の協議が腑に落ちないことなどの会話もしました。
私と同じ年頃のその人が、正規雇用でもなく、このまま数年してアラフォーになって、困った姿を見るのは忍びないですから、なんとかならないかと考えていました。
そうこうするうちに、その人は、専門職の学校に通うということで、派遣社員を辞めることになりました。
ボクはそのことがとても嬉しく、喜んで送り出す旨伝えました。
将来を考えて進学する選択をしたその人に、もしかしたらと思い、JWを辞めることはある?と聞いてみましたが、その時は「それは一生無いです」との答えでした。
退社する時にその人は、リップサービスもあるのだとは思いますが、「What-Towerさんに出会えて良かったです」と言ってくれて、コーヒー器具を餞別にいただきました。とても礼儀正しい紳士的な方でした。
その人の将来を案じながら、心の反対側では、もし何かのきっかけでボクが背教者だと知ったらどんな反応をするのだろうかとも常に考えていました。
「気持ち悪い」とか「便宜を図ったのは、JWから引き離すためだったのではないか」…そんな風に思うのかもしれません。
それから数年が経ちました。
今年初めの正月休みに、いつも読むJW関連のサイトから辿った先にその人はいました。
しかも、元JWとして。
内容から察するに、辞めたのはここ1年のことのようでした。
ボクには、その人と分かる明白なキーワードや複数の根拠があります。
組織とはもうすでにしっかりと距離を置いている様子でした。
そして身につけた専門職の仕事で、とても努力している様子も伝わってきましたし、さらに先の資格取得に取り組んでいました。
連絡先は交換していましたから、久しぶりに連絡し、暖かくなる頃にお茶でもしましょうということになりました。
ボクが元JWだということはまだ伝えていません。
久しぶりに会った時、何から話をしたら良いでしょうか。
仕事は楽しいですか?
どうしてJWを辞めようと思ったのですか?
辞める時は大変でしたか?
辛い思いをしませんでしたか?
そして、本当はボクも元JWだということ、それ故に、あなたの将来をとても心配していたこと、そのことも話をしようと思います。
少なからず嘘をついていたボクを、許してくれるでしょうか。
それとも、なんとなく気付いていましたか?
会って話をする時のことを考えるだけで、ジワッと涙が出てくるくらいなので、その日は男泣きしてしまうかもしれません。
今のうちにシミュレーションで沢山涙を流しておいて、当日は、キリッとした元上司として会えるように練習しておきたいと思います(笑)。
そんな、新年の出来事でした。
今年も経済面でなかなか厳しい年になりそうですが、一緒にがんばっていきましょう!
大きなパラダイムシフトを乗り越えた私たちに、怖いものなんてありませんよね!?